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2.バス交通のポテンシャル

 

ここでは、バス交通に求められる位置づけ・役割を踏まえ、バス交通の運行面に着目し、そのポテンシャル・方向性について検討する。
前掲したとおりバス交通の役割は、公共交通としての安全性・正確性・迅速性・低廉性等の要素を兼備したモビリティを地域に提供することである。
これに対して、バス交通は、

 

●地域公共交通の中で比較的フレキシブルな輸送サービスの展開が期待される

 

というような可能性を有している。
そこで、こうした役割や可能性に鑑み、バス交通のポテンシャルについて、輸送ニーズに応じた車両・空間・距離等の多様化や輸送目的、輸送対象の拡大への対応、さらには運行時間帯や運行形態の変化・拡大という視点より抽出・整理すると、図?U−2に示すとおりまとめることができる。

 

図?U−2 バス交通に係るポテンシャルとその対応方向(例)

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